きまぐれユリアンの株式投資

手堅く増やす!サラリーマン向けの株式投資

金融政策決定会合

つい先日09/08(日)のブログに

FRBの政策決定会合(FOMC)に気をつけた方がいい と書きましたが、

もう1つ気をつけた方がいいものがありました。

ECBの政策決定会合です。

 

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ECBはFRBほどではないにしても、多少切れるカードがあります。

ドラギ総裁の任期がもうすぐで終わるので大きな動きは無いと思いますが、

(後任者を縛るような無責任な事はしないでしょうから)

最近のドイツの軟調さ、欧州のゴタゴタは気になるところです。

 

ECBとFRBを気にしておいて、

日銀は気にしなくて良いのか?と疑問があるかもしれませんが、

日銀は気にしなくて良いと思います。

 

最近「マイナス金利の深堀り」を示唆したような発言が黒田総裁からありましたが、

そもそもマイナス金利導入時の大混乱は当の本人も覚えている事でしょう。

導入当日は急騰したものの、その翌日から連日の下落を引き起こしました。

その引き金を引いた本人です。

 

 

今でこそ影が薄い黒田総裁ですが、

就任当時は市場にアナウンスをしていない、予測もしない大規模金融緩和を導入し、

「異次元の金融緩和だ」、「サプライズだ」と市場参加者は好感しました。

「黒田バズーカ」なんて名前がついたのは、もてはやされた証拠です。

 

しかし、そのうち市場参加者は

黒田総裁の何をやるか分からない行動に畏怖を覚えました。

マイナス金利なんて国会で本人の口から否定していたのに、

手のひらを返したように導入したのです。

そして信頼は失墜していきます。

 

 

中央銀行の総裁たるもの、市場と対話して当たり前だと思います。

市場を混乱させるのが仕事ではありません。安定させるのが仕事なんです。

その点において前FRB議長、イエレンさんの手腕は素晴らしいものでした。

 

リーマンショックから立ち直るために利下げをして復活させた市場や経済に対して

「いずれ利上げやるかもしれない」とアナウンスしては反応を伺い、

「近いうちに利上げやるかもよ」とアナウンスしてはまた反応を伺い、

「もうそろそろ利上げしよっかな」とアナウンスしてはまたまた反応を伺いました。

 

市場参加者が「もう利上げするんですよね?」と認識するまで、

丁寧に丁寧に繰り返し時間をかけました。

あれこそが、中央銀行総裁の姿だなと思います。

 

話が脱線しましたが、そういう経緯があって

日銀は市場から見向きもされなくなっています。

まぁ、あと切れるカードがないから「いつも通りの現状維持でしょ?」って

周りが思っているってのもあるんでしょうけどね。